内容説明
いきなり神に“見初め”られ、あれほど好きだった新宿の街を離れて二週間。菜緒子は、もう“昔の自分”には戻れなかった。『額に徴あり』。特別な存在、選ばれし人間。そのことにどんな意味があるのか。肉体とは、魂とはいったい何なのか…。「神にとって、私たちは蟻んこなの…!?」進化の過程で出逢った“同士”弘武とともに、その意味を探すため、神から逃げる決心をする。そして、思いもよらぬ“選ばれし子ら”に遭遇する。松本清張賞受賞作家、初の“スピリチュアル自己啓発小説”。
著者等紹介
明野照葉[アケノテルハ]
東京都生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。’98年「雨女」で第37回オール讀物推理小説新人賞受賞。2000年『輪(RINKAI)廻』で第7回松本清張賞を受賞し単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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