内容説明
欲望・金・セックスに溺れ、蠢く町、新宿・歌舞伎町。その風俗店に勤める菜緒子。この街で暮らし、仲間たちとの享楽の時間、昼と夜とが逆転した日常の連続。そんな菜緒子に、いきなり「神」が降りた。その日から、以前は当たり前のように受け入れていた恋人、食べ物、仕事すべてに、理由もない嫌悪感を抱くようになってしまう。しかし、その現象は、菜緒子の身にだけ起きたことではなかった…。松本清張賞受賞作家、初の“スピリチュアル自己啓発小説”。
著者等紹介
明野照葉[アケノテルハ]
東京都生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。’98年「雨女」で第37回オール讀物推理小説新人賞受賞。2000年『輪(RINKAI)廻』で第7回松本清張賞を受賞し単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Maki Uechi
3
★★★☆☆ 歌舞伎町で風俗嬢をしている菜緒子。ある日突然頭がパッカーン!となって眩い光とともに神の声を聞く。それからというもの仕事も友人も食べ物の好みも何もかもが一変してしまった。何が起こっているのかわからないままメンタルクリニックで紹介された学者の元へ。そこには同じように神に肩を叩かれた者たちが。。。下巻へ2017/04/21
尾高朱美
0
スピリチャル、インディゴ、ツインソウルのこと。2017/01/20
みゆう
0
スピリチュアルなのか進化しているのか下巻で結末が分かる。そして風俗の仕事を続けるのだろうか?? 明野照葉氏の小説とは思えない作風だけどのめり込んでしまう。好きな作家の続きものは同時に借りた方がいいと後悔。2023/02/07