内容説明
この民謡にはこの人ありときこえた歌い手、奏者12人を、民謡研究第一人者の著者が、その出会いから、なつかしさをこめて描く。
目次
初代浜田喜一―主役だけを演じた江差追分の名人
浅利みき―津軽じょんがら節をじょっぱりだけで歌う
木田林松栄―一の糸を叩き抜いた津軽三味線弾き
成田雲竹―津軽民謡の神様
菊池淡水―民謡界の偉人後藤桃水先生の教えを守った尺八奏者
赤間森水―声を意のままに使いこなして歌う
樺沢芳勝―からっ風の上州の風土を体現する声で
大出直三郎―負けん気がすべてで歌う越名の舟唄
中川千代―両津甚句でみせた天下一のキレのよさ
吉田喜正―漁船四杯と取り替えたしげさ節
高山訓昌―音戸の舟唄を歌う写実の職人
赤坂小梅―押さば押せ 引かば押せの黒田節
著者等紹介
竹内勉[タケウチツトム]
1937(昭和12)年東京生まれ。民謡の守門者、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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