内容説明
長新太の「宇宙」がここにある。半世紀近くの厖大な長新太仕事の仕事の中で、組み立ててみた極小世界。風変わりな絵本。
目次
『山のむこうは青い海だった』挿絵
『かくれんぼ物語』表紙
『フルートと子ねこちゃん』挿絵
『愛に』挿絵
『ズボンじるしのクマ』表紙
墨『おれたちのおふくろ』によせて
『いまえよしともようちえんのえほん』より
『袂のなかで』
『なんででんねん天満はん』より〔ほか〕
著者等紹介
今江祥智[イマエヨシトモ]
1932年大阪生まれ。同志社大学文学部英文科卒業。編集者を経て、絵本、童話、小説、エッセイ、評論、翻訳など多岐にわたって活躍している。『ぼんぼん』(理論社)で日本児童文学者協会賞、『兄貴』(理論社)で野間児童文芸賞、『でんでんだいこいのち』(絵/片山健 童心社)で小学館児童出版文化賞、『いろはにほへと』(絵/長谷川義史 BL出版)で日本絵本賞を受賞
長新太[チョウシンタ]
1927年東京生まれ。漫画家としてスタートし、絵本、挿絵、イラストレーション、童話、エッセイなど幅広いジャンルで活躍。『おしゃべりなたまごやき』(作/寺村輝夫 福音館書店)で文藝春秋漫画賞、『はるですよふくろうおばさん』(講談社)で講談社出版文化賞、『ヘンテコどうぶつ日記』(理論社)で路傍の石幼少年文学賞、『ゴムあたまポンたろう』(童心社)で日本絵本賞など、受賞多数。2005年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みーまりぽん
10
長島さんでもいかりやさんでもなくて長新太さんの作品集。 過去は振り返りたくない人だったようで、ずいぶん説得してこういう企画の作品ができたようです。 「いつだって長さんがいて-お祭りはつづいてゆく・・・・・・。それなのにある日、・・・」そう、そうなんですよねー この日々がいつまでも、なんて思っちゃってますねー2014/06/28
nekonekoaki
3
今江祥智さんがどれだけ長新太さんを大事に想っていたのかが分かる絵本(のつもりのもの)です。いまは、あちらでお二人してどんなお話をしているのやら。2006年11月1日第1刷発行。宇野亜喜良さんのカットがいいなぁ~2021/09/26
ツキノ
2
愛にあふれた長さん作品集。文章がいい。2012/08/20