内容説明
初恋は、いつの時代も不自由だ。その少女は、新太郎の目の前から一瞬で消えた!小料理屋「まい」を舞台に、新太郎のもやもやの日々が始まる。
著者等紹介
今江祥智[イマエヨシトモ]
1932年、大阪府生まれ。日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、小学館児童出版文化賞などを受賞。京都市在住
長新太[チョウシンタ]
1927年、東京都生まれ。文芸春秋漫画賞、絵本にっぽん大賞、講談社出版文化賞絵本賞などを受賞。東京都渋谷区在住
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感想・レビュー
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nekonekoaki
3
児童書の棚から。登場人物それぞれの声に出さない胸の奥のおもいが飛び交う。そのあたりを推し量りながら、うんうんとか、まっ、などとうなづきつつ、ページのその先が待ち遠しい一冊。この本の対象年齢は何歳からを想定しているのでしょうか。いまとくらべて時間の流れがゆるやかな時代の雰囲気が伝わってきます。2004年10月20日第1刷発行。2021/10/17
english tea
1
これは児童書なのかなあ。カナとかふってあるし、と思いながら読みました。舞さんができすぎで素敵でした。しかしこの恋の行方は・・2016/01/03
ヒラP@ehon.gohon
1
武士の息子の新太郎が小料理屋の娘の舞に一目ぼれ。 時代劇風でありながら、なんだか身近な初恋物語です。 娘が気になってしようがない新太郎の心中の乱れと、武芸への思い。 不思議な感覚の物語です。 金魚玉の中の金魚に象徴されるように、ふわ~りとしていて、ちょっと幻惑されてしまいました。 きっと実感できるのは、青い時代なのですね。2012/11/26
あき
0
児童書とは思えないほど読み応えがありました。大人も読んでほしい本です。2011/11/18
くう
0
ほんまに時代劇や思わんかった(-.-;)2010/11/12