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さびしいくま

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  • サイズ A5判/ページ数 47p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784776400745
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

ある朝、くまが目覚めると、なかよしのクララがいませんでした。くまは心細くてなりません。「ひとり暮らしのほうが自由でいいじゃないか」というねこに、自分を愛してくれるひとのいる幸せには、とうていかなわないと思うくまでした……。身近な幸せに気づかせてくれる、素敵な絵本。

内容説明

クララほどぼくを愛してくれる人はいない。ひとりなら、好きなときに好きなことができる。ひとりなら、ああしろこうしろっていわれずにすむ。でも、ひとりはさびしい…心にしみる小さな絵本。

著者等紹介

江国香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。『こうばしい日々』(あかね書房)で産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』(新潮社)で紫式部文学賞、『ぼくの小鳥ちゃん』(あかね書房)で路傍の石文学賞、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(ホーム社/集英社)で山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』(新潮社)で直木賞など、受賞作多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

61
これも12月読了本。柳田さんお薦め、そして江國香織さん翻訳。まず絵が良い そして その絵に合わせて 江國さんの坦々と語る語り口も良い。声を出して読んでいたら 思わず声が詰まり 涙しちゃいました(//∇//)寂しさが伝わり そして 喜びがいっぱい伝わる絵本です。2019/01/07

KEI

39
読友さんのレビューに惹かれて。江國香織さん翻訳。淡い色合いの優しい絵、静かな口調に迷子になったくまの寂しさが滲みます。やっぱり愛する人と一緒がいいね。 迷子のうさぎも独りぼっちの猫も新しい家族を見つけてよかったね。孫娘が喜びそう!2019/01/17

らぱん

38
シリーズ3作目は自分の可愛さを過信したくまに訪れる試練の物語だ。くまはある朝ベッドの上で自分の状況を理解できず狼狽えるが(狼狽え方も可愛いが)、外へ出てみると自分以上に悲惨な状態に置かれているうさぎと出会う。うさぎは自分の苦境も顧みず、くまを助けようと、ねこを仲間に加えて、くまの問題解決に向かい一丸となり奮闘する。うさぎはいい奴でニンジンが好きである。終盤のうさぎのジャンプした姿に、そんな跳ね方しないよと思うが可愛いから許そう。シリーズもこの作品で終りのようで、さびしいのはこっちだとわたしは言いたい。2019/07/21

♪みどりpiyopiyo♪

25
表紙のほんわりとしたくまちゃんに「ん? どうしたの?」っておもって表紙をめくったら、あらあら たいへん! ■ひとりで朝食をたべるくまちゃん。お友だちを探しに行くくまちゃん。途中で出会った子達も 思いはそれぞれ。■この本は、原作のストーリーと絵の力で「良いお話」になってるけど、訳文の日本語はなんだか惜しいんだよなー、って思って訳者と出版社を見て納得。このコンビ、いつも惜しいよね。■最後のみんなの姿ににっこり。みんな 良かったね♪ (2001年、江國香織 訳、BL出版)2017/04/07

sui

14
シリーズ3作目。2作目、3作目は古本で購入。どうしても手元に置きたかった。ひたすら可愛い。江國香織さんの訳もいいなー。可愛いんだけど、あまり売れなかったようで絶版になってしまっている。どうしてなんだろうと考えると、くまに名前がないことも理由の一つなのかと思った。でも、あまりメジャーでないからこそ、この本が好きだと思う自分もいて、売れ出したら淋しいんだろうなー。そんな事を考えてしまう程愛着のある絵本です。このくま、好きなんです。2016/06/16

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