内容説明
定量的な銘柄スクリーニングのルールを確立!著名投資家たちと同じ環境が手に入る。
目次
第1章 カリスマ投資家たち
第2章 ディープバリュー投資とその問題点
第3章 優良企業だけを買う!
第4章 再び、優良企業だけを買う―そして、それらをどこで見つけるかを知る
第5章 優良株を適正価格で買う
第6章 優良株を買うためのチェックリスト
第7章 失敗、判断の誤り、バリュートラップ
第8章 パッシブ運用、キャッシュの水準、パフォーマンス
第9章 企業をどう評価するか
第10章 相場サイクルと市場のバリュエーション
著者等紹介
ティエン,チャーリー[ティエン,チャーリー] [Tian,Charlie]
バリュー投資のウェブサイトであるグルフォーカス・ドットコムの創設者であり、CEO。ウェブサイト上で公開されているバリュー銘柄のスクリーニングや戦略、リサーチ用のツールの考案者。グルフォーカスを立ち上げる前は物理学者であり、アメリカで30以上の特許を取得している
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。北陸先端科学技術大学院大学・修士(知識科学)。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、大手運用会社勤務
山口雅裕[ヤマグチマサヒロ]
早稲田大学政治経済学部卒業。外資系企業などを経て、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
18
最近「企業価値評価」など投資に関する本を読んでいるのでこの本もパラパラと再読してみた。「企業価値評価」で述べているDCF法は理論的に企業の価値を算定する最良の方法ではあるが、株式投資で適用するには制約もある。チャーリー・ティエンの本書ではDCFも取り上げるが、投資判断をするためによりざっくりとかみ砕いた手法や、PERやPEG、PSRなど様々な株価指標の使い方も示している。グレアム式のネットネット株などについても触れているが、結論としては一貫した利益を上げ続ける優良株を適正な価格で買うことに尽きる。2022/02/11
baboocon
18
米国の投資情報サイト・グルフォーカスの創設者による投資本。バフェットやピーター・リンチといった日本でも有名な投資家から学び、優良企業を適正な価格で買うという投資法に行き着いた。バフェットの文章にたびたび出てくる内在価値や割引キャッシュフロー法(DCF)についてもかなりかみ砕いて説明している。またそれ以外の株価水準を見極めるための指標について詳しく説明しており、定量分析についてはこの1冊を完全に自分のものにすれば事足りそう。問題は定性面、すなわち「事業の質」の見極めで、これはまた別途勉強していく必要がある。2020/10/03
masabi
12
【概要】投資情報サイトグルフォーカス創始者によるバリュー株投資のすすめ。【感想】優良企業をほどほどの値段で買うにはどうすればいいのかをスクリーニングに使う指標とともに見ていく。バフェットやリンチといった著名投資家の手法を数値に落とし込む。2021/05/21
moto
6
グルフォーカス・ドット・コムの創設者であるチャーリー・ティエンの著書です。この本の素晴らしいところは、「ピーター・リンチ」、「ウォーレン・バフェット」、「ベンジャミン・グレアム」など、そうそうたるカリスマ投資家たちの投資手法を定量的に定義しなおし、誰でも分かりやすく実践可能な情報にしているところにあります。ディープバリュー投資の問題点やバリュートラップを避けるための対策なども紹介されており、実践的で役立つ内容が盛りだくさんです。2019/11/13
Zing
2
gurufocus.comの説明本。 無料でもかなりのデータが閲覧できる。 というかデータありすぎて埋もれる。 バリュー株投資家で、バフェット本と内容はかなり似ているが、統計データとグラフで示してくれるのでより納得できる。2019/03/22