出版社内容情報
【ポルタ文庫】両親と死別した孝志が顔も知らない異母兄に会いに行くと、そこに待っていたのは鄙びた場所で喫茶店と一匹の猫だった。
内容説明
両親と死別した高校生の村瀬孝志は、生前に父が遺していた言葉に従って、小野進次郎という顔も知らない異母兄に会いに行くことに。鄙びた町で喫茶店を営む彼を訪ねた孝志を出迎えてくれたのは、一匹の白い猫だった―。その後、なんとか進次郎と顔を合わせた孝志は、にわかには信じられない話を聞く。なんと進次郎は“呪い”にかけられたせいで、満月の日以外、昼間は猫になってしまうのだという。日中の進次郎のサポートと、夜だけ営業する猫と触れ合える茶房・みかげ庵の手伝いを条件に、孝志は進次郎との同居生活を始めるが…。人の想いが交錯する、猫と癒やしのあやかし物語。
著者等紹介
椎名蓮月[シイナレンゲツ]
2010年に『紅のトリニティ』(富士見ファンタジア文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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