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内容説明
維新クーデターから5年。維新軍事政府から権力を委譲された国民党政府は、憲法改正や行革推進を行ない国内の支配管理体制を強化するとともに、アジアへの軍事侵攻を始めようとしていた。そんな日本に対し、国民抵抗戦線(NRF)はパリを拠点として、国内外で広汎な抵抗活動を繰り広げていた。暴走する日本を止めるべく、成田空港に降り立った風戸大介。NRFの一員として九州の地を脱出して以来、久しぶりの日本だった。しかし、すぐに尾行されていることを知り、雪の降りしきる中、からくも仲間たちに救われる。そして、亡命政府から託された手紙を渡すのだが…。新政府を打倒すべく、最後の闘いが勃発する!!第1回日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラー、ついに復刊!
著者等紹介
森詠[モリエイ]
小説家。栃木県出身。東京外国語大学イタリア科卒。週刊読書人を経て独立。フリーのジャーナリストとして、中東アラブやアジア、アフリカなどの戦場を巡り、ノンフィクション『石油帝国の陰謀』などを執筆する。『オサムの朝』で第十回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。