コスミック時代文庫<br> 子分は将軍様―信弥と吉宗

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コスミック時代文庫
子分は将軍様―信弥と吉宗

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784774727721
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「織田さまっ」―ひとりの浪人の前で、そう呼びかけた大男が腰を折る。このふたり、どうやら旧知の仲のようだが、共にただ者ではなかった。何を隠そう、大男は城を抜け出した八代将軍・徳川吉宗、そして、織田さまと呼ばれた浪人は、本名を織田信三郎信弥といい、かの天下人、織田信長の直系子孫にあたる高貴な血を引く人物だったのである。遠い戦国の世、信長は徳川家康と同盟関係を結び、天下統一へ邁進した。信長が斃れた本能寺の変で友好関係は崩れたが、深い因縁は百六十年後の太平の世で再び織田と徳川を結びつける。盗賊に襲われた吉宗を信弥が助けたことから、ふたりは師弟関係になったのだ。天下人同士、最強の相棒が江戸の悪人たちを斬る、待望の新シリーズ、誕生!

著者等紹介

楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。日本大学法学部卒業後、歴史雑誌の編集者を経て、96年、『十二階の柩』で作家デビュー。99年、『名探偵夏目漱石の事件簿』で第八回日本文芸家クラブ大賞を受賞。数々の歴史ミステリーや、歴史ノンフィクション、人物評伝、児童書のジャンルで活躍するほか、気鋭の時代小説作家として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

suzu

6
軽い。うそくさい。あかん。2017/07/15

ちゃちゃ丸ママ

5
将軍が慕うは‘うつけ者’の末裔。百六十年目の織田徳川同盟。文庫の帯にはそういう風に書かれている。タイトルからして面白そうかなと思って読み始めた。頭の中に浮かぶ吉宗のイメージは「暴れん坊将軍」の松平健さん。吉宗がお城の中にいては世直しはできないし、浪人の信弥(話の中では恩田信三郎)と共に行動することもできない。軽快な感じで話をまとめあげているのでそれなりに楽しめた。ただ、誤字が多い。登場人物の名前が植字ミスだと思うが目立つ。校正はしっかりして欲しいよ。2014/12/10

eucalmelon

3
権威を以って悪を討つ。かちんかちんの定番だけど面白かった。名乗っても、相手はすぐ信じなくて「うそだろう!」とかいうのが、このシリーズの定型なのか愉快だった。またまたよくある「下っ端の役人は正体を知らない」、これも押さえるところは押さえてる!という感じだ。本来、偉くて威張っていてもおかしくない将軍様がぺこぺこいてるのが面白いところなんだが、何処かで見たような諸肌脱ぎや紋所がキラリンも微ニヤケしてしまった。時代劇を堪能させてもらった。2018/02/16

ウハタ

1
織田信長の子孫・恩田と、その恩田を慕う徳川吉宗の事件簿。ドラマ『水戸黄門』『暴れん坊将軍』の様な内容で、名乗らなくてもいのに悪役を成敗する前に本名を名乗る所も突っ込みつつ楽しみました。2017/08/17

いくおりん

0
明快な勧善懲悪で、水戸黄門もかくやと思わせる。信長の末裔と将軍 吉宗が悪を討つ。時代劇はこうでなくては。設定など細かなことは気にせず、気楽に読める娯楽作品です。2017/10/10

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