内容説明
アジア、そして世界の盟主たらんとする中国の野望により、とうとう勃発した日中戦争。戦前の予想を裏切り、日本は兵器類の原因不明の不具合により、苦戦を余儀なくされていた。そして、原因究明のため海洋調査に乗り出したイージス戦闘空母“大和”を主力とする第一艦隊は、時空の交錯に巻き込まれ、太平洋戦争時にタイムスリップしてしまう。旧日本海軍との軋轢を払拭した“大和”は、ミッドウエー海戦に参入。最新鋭兵器により、米艦隊を駆逐したものの、日本海軍も主戦力たる数隻の空母を失ってしまった…。痛み分けに近い形となった日米両海軍は、戦いの舞台を南太平洋に移す。“大和”率いる第一艦隊は、米軍の秘蔵兵器、B29を殱滅すべく、南洋に点在する敵基地に猛攻撃を開始した。現代の日中戦争と過去の日米戦争…ふたつの戦史が絶妙に絡み合う、架空戦記の新風!大好評第2弾。
著者等紹介
野島好夫[ノジマヨシオ]
1948年生まれ。200作品を超える劇画原作を経て長編の架空戦記小説を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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