内容説明
ネコはネコでもふつうのネコじゃありませんペッタンペッタンあるくのです。なんでかなぁ、なんでかなぁ。
著者等紹介
長新太[チョウシンタ]
1927年東京生まれ。主な作品に「おしゃべりなたまごやき」「ごろごろにゃーん」(福音館書店)など
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
74
出会うもの全てを片っ端からおにぎりにしていくネコの物語。最初の被害者はタヌキ。大きなネコの手でギューッ、ギューッとされて、顔が三角おにぎりに。次はライオン。カバも、ワニも、テングザルも、ゾウも、ヒョウも、ブタも。みんな顔が三角おにぎりに。あまりの暴力的な展開に、みんな茫然自失。そこに、「そよそよと かぜがふいている」。そして、おもむろに被害者が集まって「おべんとう」になってみたり。ネコにギューッとされている時の困惑の表情が、おにぎりにされてしまうと、全てを受け入れたかのような表情に変わるのが笑える。2016/07/09
野のこ
50
《図書館の飾り棚にて♪》長新太さんの絵本を見つけた♪あぁ、これこれ!長さんの このなんだかよく分からない世界大好き♪ たぬき ライオンやテングザルとかのおにぎり全然美味しそうじゃない(笑)でも、私も手が大きいからおにぎりって握りたくなるんやよねぇ。三角のおにぎり。2018/06/25
bros
20
息子読み聞かせ。おだやかなタイトルとは裏腹な、でも、表紙がすでにシュール。長さんらしい色使い。おにぎりにされちゃう動物たちに笑った。2016/03/31
anne@灯れ松明の火
20
長さんにしては、情緒的なタイトルだなあと手に取った。で、表紙を見て、タイトルとの違和感(笑) 内容はもっと違和感(爆) やっぱり長さんってオモシロスギル!2013/02/09
けんちゃん
19
図書館で。大きな手でなんでもおにぎりにしてしまうネコ。しっぽで形を整えるなんて!長新太さんの真骨頂、という感じの作品です。ネコの行為と「そよそよとかぜがふいている」のコントラストが絶妙です。2011/01/14