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巣箱 森のいのちを育てる

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784774312163
  • NDC分類 K488
  • Cコード C8345

内容説明

いま森から、生きものたちのSOSが聞こえてきます。樹洞がへって、生きものたちのねぐらや営巣場所が、どんどんへっているからです。人間がつくる巣箱は、生きものたちに新しいすまいを提供します。巣箱は、小さないのちをよみがえらせ、森を再生します。森の新しいすまい、巣箱をいっしょにたずねましょう。

目次

はじめに 樹洞をうばわれる生きものたち
1 大きな鳥の森のすまい
2 天竜川に飛ぶ青い鳥
3 巣箱づくりのはじまり
4 フクロウもムササビもいる寺
5 コウモリとヤマネとペンギンと
6 世界一たくさん巣箱をかけた人
おわりに 生きものたちの新しいすまい

著者等紹介

国松俊英[クニマツトシヒデ]
滋賀県守山市に生まれる。同志社大学商学部を卒業。日本児童文学者協会、日本野鳥の会会員。童話や創作のほか、日本各地を歩いて取材・調査をしてまとめたノンフィクションを書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マリリン

37
都会でも、朝窓を開けると鳥の声が聞こえる。飼っていたインコはその鳴き声を真似し、鳥同士のコミュニケーションに加わっていたのかと思うと微笑ましくなる。巣箱を設置したくなる。 樹洞に巣営する鳥たちの住まいを奪うのは、樹木保護のため。フクロウもムササビもいる寺の話は興味深い。農薬をヘリコプターで散布する話を知っていたが、樹木の害虫駆除に鳥たちの存在がそれ以上の効果を得ていた事。ペブレプシュ男爵の領地を害虫から守ったのも小鳥たち。巣箱設置は森の命を育てるのに大切な作業だ。奥深い生態系の一端を知ることができた。2023/03/23

ポテンヒット

12
児童書。シマフクロウやブッポウソウ、コウモリやペンギンの巣箱を作った人々や経緯を紹介している。木を長生きさせるために、鳥や小動物のすみかとなる樹洞を樹脂やモルタルで塞ぐ事が多いとは知らなかった。カミキリムシと線虫の関係も興味深い。生態系は絶妙なバランスで成り立っている。巣箱を作りたくなるけど、木に設置するのが怖い。ドローンがもう少し発達して高所作業を人間の代わりにしてくれたら良いな。2022/12/06

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