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薬のルーツ“生薬”―科学的だった薬草の効能

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774143798
  • NDC分類 499.8
  • Cコード C3047

内容説明

薬は人に「快」を与えます。その薬の元をたどれば90%以上は植物成分です。植物には生命を養う面と、毒の作用も備えています。この毒こそが、人体のしくみを解明し、有用な薬の開発に光明を与えました。ではなぜ、植物成分は人の心身に効果を示すのでしょうか。ようこそ、薬のルーツを探る旅へ。

目次

第1章 植物の毒と薬―魔女は、なぜ箒に跨って空を飛ぶのか?
第2章 植物と薬学の歴史―薬の歴史は生薬(薬草)発見の歴史
第3章 植物の生存戦略と薬の接点―植物の自己防衛物質が薬のルーツ?
第4章 植物と成分および効用―医食同源は植物がもたらす自然のちから
第5章 植物と薬の本質―植物が作り出した物質が、なぜ、薬として作用するのか?
第6章 植物と漢方―自然治癒力を高め、身体全体のバランスを整える複合薬とは?

著者等紹介

関水康彰[セキミズヤスアキ]
1947年東京生まれ。薬草研究家、薬剤師。東京薬科大学卒業後、川崎市立川崎病院、琴平診療所で薬剤師として勤務。横浜商業高校職業科生理学講師を経て、現在は横浜関水薬局で調剤を行うかたわら、在宅・認知症施設の医療にも従事。横浜市介護認定委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

withyuko

3
理科が苦手な私には難しすぎた。植物の持つ成長する力や自分を守る力(毒)をうまく利用して昔から薬にしていたんだな~ということがわかった。紀元前3世紀ぐらいからすでに、薬を作っていたという昔の人はすごい!日本では、飛鳥~奈良時代は朝鮮半島の薬が、それ以降~江戸は中国の漢方が使われていたそうです。八角という中国の香辛料の原料とタミフルの原料って同じとか、柳の木の樹皮に痛み止めの効果があるとかへ~って思うことばかり。面白かった。2020/01/26

きのたん

2
【課題】なぜ植物が効くのかという理由は、似たような構造を持っているからなのか。う~~む。だったらなぜ熊の胆などの方が主流にならないのか。不思議だ。それにしても茯苓(ブクリョウ)は希少だ。肉の3倍の野菜。なるほど。2023/12/24

のゑる

1
薬の90%以上は植物成分。ならばなぜ薬は人体に効くのかを、植物の構成や光合成の仕組み、薬に繋がる成分や物質など「そもそも植物とはなんぞや」という基礎から易しく解説しており、本書も大変わかりやすい。植物の毒、野菜の力、生薬の味などは身近でイメージしやすく、特におもしろかった。今まで西洋薬と漢方薬は別物と思っていたが、元を辿れば一緒ということに納得。ますます漢方薬に興味が湧いた。2022/04/15

saboten130

1
懐かしい、昔習ったことがおおい。でも忘れている。2013/06/09

エリ

1
薬が効くしくみ、野菜の効用、薬の歴史などを比較的分かりやすく解説してあり、素人として参考になりました。2013/03/11

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