内容説明
遠ざかる風景、蘇る過去。郷愁、悔悟、矜持、諦念と希望…戦後レジームの光と影の只中を生き、その終焉と共に退場する団塊世代。その黄昏の日々に浮かぶさまざまな想い―月刊「本の街」の連載コラム。
目次
身辺抄(菜の花忌;新聞 ほか)
追憶(自転車;バロンの思い出 ほか)
政治の季節(桜横町;第二の戦前 ほか)
西方の響き(オーケストラの風景;合唱三昧 ほか)
著者等紹介
中野重夫[ナカノシゲオ]
1948年東京生まれ。1972年横浜国立大学工学部応用化学科卒業。同年東京ガス株式会社に奉職し、技術開発、国際関係業務、需要開発等に従事。定年退職後、音楽を切り口としたイギリスの社会・文化研究を始め、現在に至る。放送大学大学院修士(イギリス地域文化研究)。英国エルガー協会、ディーリアス協会、ヴォーン・ウィリアムズ協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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