内容説明
眼科医である著者が、「“詩人の目”で旅をし、人々の日常の営みを見て、思い遣り、風景を眺めた」柳田国男を考察する表題作他、知的異空間に誘う随想集。
目次
1 二つの物語から(雌蘂とパンドラの間;カルメンの場合;「アイーダ」のことなど)
2 さらば美し国―柳田国男の見た風景(「見る」という事;「峠」)
3 「五人一首」二篇、他(ユングとフロイト;相模の小野に;双葉山;おゆうさんのことなど)
著者等紹介
池間昌男[イケママサオ]
旧制台北高等学校。1948年名古屋大学医学部卒。同人誌「五人」同人。1963‐64年ベルギー政府給費留学生としてリエージュ大学眼科留学。フランス眼科学会名誉会員
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