内容説明
本書には全編にわたって、心理療法の効用と限界、学派を超えた普遍性、心理臨床に携わる重さと責任、柔軟な技法の使用、治療者としての資質向上のための着眼点等、日常臨床に応用可能な具体的な知見が平易な文章で述べられている。
目次
第1部 心理臨床家の視点(心理療法と支持;母と子をつなぐもの;個人史と心理療法;心理療法と自然―心理療法過程に登場する動物の治療的意味 ほか)
第2部 統合的心理療法の実践(子どもの心理療法の構造;親への援助アプローチ;親・子への統合的アプローチ―親カウンセリングと子どもへのセラピーの連動;居場所を見失った思春期・青年期の人びとへの統合的アプローチ―通所型中間施設のもつ治療・成長促進的要因 ほか)
著者等紹介
村瀬嘉代子[ムラセカヨコ]
1959年奈良女子大学文学部心理学科卒業。1959‐1965年家庭裁判所調査官(補)。1962‐1963年カリフォルニア大学大学院バークレイ校留学。1965年大正大学カウンセリング研究所講師。1984年同助教授を経て、1987年より、同教授
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