内容説明
開戦劈頭、空母六隻の艦載機三五〇機で米太平洋艦隊の根拠地・真珠湾を一気に叩く―一騎当千の搭乗員をまとめ上げ、日本の命運のかかった破天荒な作戦を最前線で指揮、成功させた飛行隊長の苦闘。ミッドウェー海戦での戦傷、悲運の敗戦を経てキリスト教と出会い、伝導行脚でアメリカ人にも感銘を与えた男の航跡!
目次
空母「赤城」の飛行隊長
破天荒な提督
航空母艦は集中配備せよ
乾坤一擲の作戦
太平洋の波高し
日米スパイ情報合戦
北辺の択捉島単冠湾
開戦へのゴーサイン
われ奇襲に成功せり
泥棒も帰りは怖い
ルーズベルト激怒の日々
ドゥーリトルの東京空襲
決戦ミッドウェー
空母「赤城」が沈む
落日の前奏曲
新兵器レーダーとVT信管
昭和二十年八月十五日
戦争と平和の問題
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市生まれ。一関第一高校、東北大学文学部卒。福島民報社記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て、現在、歴史作家。幕末の会津藩に関する作品をはじめ、戊辰戦争、近現代史や紀行本など幅広い著書を出版。著書『奥羽越列藩同盟』で第19回福島民報出版文化賞、会津藩の研究でNHK東北ふるさと賞を受賞、『国境の島・対馬のいま』で平成27年日本国際情報学会功労賞受賞。この間、日本大学大学院で国際関係を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。