内容説明
甲飛予科練十二期として、特攻待機中に終戦を迎え、復員。「特攻くずれ」の荒んだ時期を乗り越えて、創設間もない航空自衛隊に入隊。米軍方式の制度にとまどいながらも、持ち前の負けじ魂と予科練魂で任務に励んだ空自の黎明期。良き伝統と新しい時代の息吹きとともに躍進する航空自衛隊の青春群像を描く。
目次
第1章 特攻くずれ
第2章 空曹のころ
第3章 幹部自衛官へ
第4章 陸の孤島脊振山
第5章 幹部候補生学校勤務
第6章 第三術科学校勤務
第7章 第十二飛行教育団
著者等紹介
永末千里[ナガスエセンリ]
昭和2年2月、福岡県田川郡に生まれる。18年8月、第12期甲種飛行予科練習生として鹿児島航空隊に入隊。19年3月、谷田部航空隊に入隊、第37期飛行術練習生となる。同年7月、百里原航空隊入隊。同年12月、実施部隊の第903航空隊に着任、艦上攻撃機操縦配置。20年3月、大井航空隊へ転属、神風特別攻撃隊・八洲隊に配属される。同年8月、終戦。海軍上等飛行兵曹。30年2月、航空自衛隊入隊、52年2月、定年退職。3等空佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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