光人社NF文庫
軍艦「関東」越前海岸遭難記―海軍将兵を救助した福井県の漁民たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769826552
  • NDC分類 557.8
  • Cコード C0195

内容説明

この事件で活躍したのは女たちであった。凍えて仮死状態となって漂着する兵士を自らの暖かい肌で抱いてよみがえらせた。これらの献身的な行為は『人肌救助』と呼ばれて、たちまち全国へと報道されて多くの人々の感動と関心を呼んだ―。半世紀以上もの歳月を経て伝説と化した生命を賭して救難に赴いた人々の記録。

目次

第1章 越前海岸の波涛(特務艦「関東」の生いたち;越前海岸糠浦というところ ほか)
第2章 救助活動始まる(救助艦出動セヨ;人肌救助活動 ほか)
第3章 嵐去って(遭難家族のようす;遺体捜索始まる ほか)
第4章 遭難の後日(表彰問題、慰霊碑の建設など;爆破作業と漁民の反対運動 ほか)

著者等紹介

上坂紀夫[ウエサカノリオ]
昭和6年、福井県武生市に生まれる。福井大学教育学部卒業。福井県立武生・敦賀高校教諭・福井県教育庁指導主事・藤島高校教諭等を経て、道守高校教頭を最後に公立学校退職。後、仁愛女子高校に8年間、非常勤講師として勤務。県・市・町・村・新聞・雑誌・放送等の文化活動に参加。「日本海作家」同人兼編集委員。「日本文芸家協会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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