内容説明
満州国崩壊―そのとき、日本人は何を考え、どう生きたのか。日本人が入植して造りあげた町・安東。ソ連軍進攻にともなって地獄図絵と化した国境の町でくりひろげられた敗戦国民・日本人の長く苦しい暑い夏。官僚でもなく、軍人でもなく、財閥とも無縁な市井の人々の苦闘の時代を描く感動のノンフィクション。
目次
ソ連参戦
満州国消滅
日本人会
女特攻隊
新京
キャバレー
進駐
混迷
安寧飯店
三股流事件〔ほか〕
著者等紹介
岡田和裕[オカダカズヒロ]
1937年3月、旧満州・安東市に生まれる。上智大学文学部新聞学科中退。新聞記者、編集者をへて作家活動に入る
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