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東部ニューギニア戦線鬼哭の戦場―生き残った将兵が語る最後の証言

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769815105
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

陽の光も届かぬ密林の底、腰まで没する泥濘の中を、さらには凍死者すら出る4000メートル級の山岳地帯を、食糧も弾薬も絶たれたまま連合軍の苛烈な追撃を逃れてさまよった“棄てられた部隊”の実相。補給を無視した無謀な作戦に翻弄された前線の主計将校、“確実な死”から間一髪脱した幹部候補生、深手を負いながらも松葉杖1本を頼りに生き抜いた下士官―辛くも生還を果たした3人の凄絶な戦場体験。

目次

補給担当将校が見た生きながらの地獄(日中戦争からガダルカナル撤退まで;東部ニューギニア戦の本格化;第一八軍の撤退戦;アイタペ作戦)
“確実な死”を免れた幹部候補生の三ヵ月(東部ニューギニア戦線;赤紙召集;便衣隊 ほか)
死亡率九五パーセント 悲劇の連隊で生き抜いた下士官の記(未開の地へ;地獄への転進;患者隊の悲劇;最後の戦い)

著者等紹介

久山忍[ヒサヤマシノブ]
昭和36年生まれ。記録家。硫黄島戦生き残りの海軍中尉・大曲覚氏と出会ったことを機に、作家活動をはじめる。戦場体験者の証言を記録し、証言者の原稿校正を経た後に作品を発表するという独自のスタイルで、特に戦争体験者から広く支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

teitowoaruku

1
東部ニューギニア戦線の戦いは、生きるということはたいへんで、とても苦しいことなのだということを教えてくれる。2020/07/22

松宇正一

1
★★★2011/12/09

ひろゆき

0
東部ニューギニアの戦いを三名の生き残りの方の証言で。ニューギニア島の広さが日本本州の二倍。そんなとこで、制海制空権ともに奪われ、補給なしに歩け歩けで十数万の犠牲者が出た。東京から歩いて仙台まで、敵基地攻撃にいく感覚だとか。生存者ゼロの部隊もありどこでどのように最後を迎えたか不明という、まさに消滅。絶対国防圏から外れたため名実ともに補給がなくなった後の敗残兵の原始人化。服や背嚢も木の皮などでつくり、自然物採取の日々。口減らし総攻撃、人肉食の噂。戦場の広さゆえ短期戦闘の玉砕ともならず、まさに鬼哭。2020/06/29

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