ENIAC神話の崩れた日

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ENIAC神話の崩れた日

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784769350880
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C0055

内容説明

ENIAC特許は無効である―1973年10月19日、ミネアポリス地方裁判所―ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストが掘りおこしたコンピュータ特許をめぐる巨大企業の攻防と思惑。

目次

第1章 真実をありのままに
第2章 早熟な少年時代
第3章 天才を育んだアイオワの日々
第4章 すべてが融合した新原理の誕生
第5章 アタナソフとベリーの出会い
第6章 モークリーのアイオワ訪問
第7章 第二次世界大戦の落とす影
第8章 戦争が演出したENIACの栄光
第9章 ENIAC特許への初期の挑戦
第10章 リチャーズ博士の調査と出版
第11章 特許無効をめぐる証人の登場
第12章 真実と欺瞞の交錯する対決尋問
第13章 モークリーからの電話
第14章 コンピュータ企業の法廷戦略
第15章 コンピュータ史を動かすラーソン判事
第16章 近づく裁判とブルガリアのエピソード
第17章 渦中の人物アタナソフの証言
第18章 モークリーのあいまいな記憶
第19章 不正な特許権疑惑の告発と隠蔽
第20章 アタナソフを認めたラーソン判決
第21章 終わりのないモークリーの欺瞞
第22章 遅すぎたアタナソフの名誉回復

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yos

1
世界初のコンピュータは「ENIAC」ではなく「ABC」だが、開発者アタナソフの功績は、裁判で明らかになるまで30年間、認められることはなかった。本書にはアタナソフの天才ぶりがあますところなく描かれている。一方で、アタナソフの原理を拝借しながら、自分が考案したかのように振る舞い、コンピュータの生みの親として君臨し続けたモークリーの卑劣さは許し難い。誰もが真実だと信じて疑わなかった事実を、証拠を積み重ねて論駁する。裁判のシーンなど、よくできた推理小説を読むような感じで、読み応え充分。存分に知的興奮を味わった。2006/06/19

yk

0
過去読。整理登録。2013/10/13

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