内容説明
建築に向き合うとき事務所スタッフや現場、施主の声にできるだけフラットな状態で耳を傾ける。すぐわかる?!毎日を感動にかえる発想法。
目次
勘違いのはじまり
勘違いの建築
これからの勘違い
まことのまとめ
著者等紹介
谷尻誠[タニジリマコト]
1974年広島生まれ。suppose design office代表。2000年建築設計事務所suppose design office設立。住宅・商業空間・会場構成・ランドスケープ・プロダクトアートのインスタレーションなど仕事の範囲は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nariyomu
6
建築家・谷尻誠さんの頭の中が覗ける本。本自体の文字組や紙や印刷が凝っていて、読むのが楽しい。 建築家というとアカデミックだったりアーティスティックだったり、何かと難しいことを言う人が多いけれど、谷尻さんの言葉はとても感覚的で分かりやすい。身体感覚を研ぎ澄ませて建築に向き合う、アスリートみたいな人だと思った。 「勘違い」すること、つまり、できないという思いこみを疑ってみること。自分はできると勘違いしてみて、やり続けること。しつこく勘違いし続けると、いつの間にか実現している、ということがどうやらあるみたい。2016/04/05
なつ
5
建築学科のお友達から借してもらって読みました。事例は少なく、谷尻さんの考え方(物事へのアプローチ)と友人のコメントがメインに扱われています。後半はお友達との馴れ合いばかりで「mixiにでも書いてろよ」みたいな内容ですが、発想法に関しては参考になることもいくつかはありました。建築雑誌を読む際には谷尻さんの作品が載っていないか気をつけてみようと思います。2015/10/08
パラオ・スパニッシュフライ
5
勘違いが新しい発想を生み、他とは違う個性的な作品を作り上げる。建築家の本を初めて読みましたが、ぶっ飛んだ発想をするための考え方を教えてくれる本でした。わざと「勘違う」ことで新たな発見をしてそれを作品に生かす。固定概念に縛られてはいけないことをいろいろな角度から教えてくれます。後半の関係者からみた谷尻さんエピソードは、総じて超ポジティブな人柄を語っており、谷尻さんのパワーを大いに感じさせてくれました。 2017/09/18
ねっしー
5
[B]建築学科のお友達から借してもらって読みました。事例は少なく、谷尻さんの考え方(物事へのアプローチ)と友人のコメントがメインに扱われています。後半はお友達との馴れ合いばかりで「mixiにでも書いてろよ」みたいな内容ですが、発想法に関しては参考になることもいくつかはありました。建築雑誌を読む際には谷尻さんの作品が載っていないか気をつけてみようと思います。2015/10/08
SASSAN83
4
僕はこの本を読んで少し勇気が出てきた。谷尻さんは勘違いという言葉で、モノの見方、感じ方、捉え方について面白い視点で説明している。そして、いわゆる専門的な人にありがちな狭くて深い人ではなく、なんというか枠に収まらない人だと感じた。「考え方、表現の仕方は人それぞれでいいんだ」と、建築の本なのにそんなことをあらためて教えられた本でした。2012/07/30