内容説明
日本を世界一の覚醒剤消費国にしているのは警察組織だ。警察の不正、暴力団と中国・ロシアマフィアの関係、そして北朝鮮の国家的犯罪・密輸の現場まで辿り、覚醒剤をめぐる闇の構造を白日の下にさらす。
目次
第1章 法廷からのメツセージ
第2章 不作為の連鎖
第3章 逃がされている者たち
第4章 柔らかいものと硬いもの
第5章 瀬取り
第6章 「白粉の川」の渓相
著者等紹介
曽我部司[ソガベツカサ]
1958年札幌市生まれ。ノンフィクション作家。94、95年に旧ユーゴスラビアの民族紛争を取材。95年よりプラハと札幌で活動し、2000年『ホッケー69―チェコと政治とスポーツと』(TBSブリタニカ)で第9回開高健賞奨励賞を受賞。2003年に『北海道警察の冷たい夏』(講談社文庫)で「稲葉事件」から浮かび上がった警察の闇に迫り話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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