内容説明
「不眠者の時代」の寝床めぐり。うたた寝から熟眠まで、芥川賞作家の体験ルポルタージュ。
目次
1 空間の体験―広がる眠りの「場」(遍在化する「眠り」を訪ねて;スイートルーム―見せるためのベッドメイク;イギリスの民宿―ベッドが主役の宿らしい宿;カプセルホテル―日本だけの眠りの装置;コンサートホール―睡眠のための音楽会 ほか)
2 空間の考察―かわる眠りの「意味」(夢と睡眠;不眠の時代;浮遊する眠りの空間)
著者等紹介
藤原智美[フジワラトモミ]
1955年生まれ。1990年「王を撃て」で文壇デビュー。1992年『運転士』で第107回芥川賞を受賞。また、1997年、住まいの空間構造と家族の社会関係を独自の視点から取材、問題提起したノンフィクション『「家をつくる」ということ』(プレジデント社、現在、講談社文庫)がベストセラーとなる。その後も『家族を「する」家』(プレジデント社、現在、講談社+α文庫)、『「子どもが生きる」ということ』(講談社)、『なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか』(祥伝社)など、家族、子育て、教育といった分野での執筆活動も展開する
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