内容説明
小泉八雲の「怪談」をキーテーマに、松江、熊本、神戸、横浜と日本各地で連続して起こる不思議な事件とその顛末。文豪に心酔する大学生がその足跡を訪ねて旅に出るが「大変なことになった。しばらく帰れない」と連絡したまま行方を絶った。そして神戸の埋立地で他殺体で発見された女の名前が記されたメモが大学生の部屋でみつかって事件は意外な展開を…。長篇推理。
著者等紹介
斎藤栄［サイトウサカエ］
１９３３年１月東京都生まれ。東京大学法学部卒業。６６年、横浜市建築局在勤中、「殺人の棋譜」で第十二回江戸川乱歩賞を受賞。７２年、横浜市役所を退職、作家専業となる
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