ケイブンシャ文庫 クライング

間都 しゅん【著】

勁文社（1988/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 190p／高さ 16X11cm
• 商品コード 9784766907827
• NDC分類 913.6

内容説明

受験まぢかの高校３年生・麻紀のすむ都営団地で、奇妙な事件が続発した。ベランダからの転落事故、そして自殺未遂…。いずれも原因・動機不明の事件だった。その項からだ、あの声が麻紀の頭に聴こえるようになったのは…。赤ん坊の泣き声のような…麻紀を脅かし、せまりくる声…。幻聴？まわりの人には聴こえないみたいだし…。でも…。時と場所を選ばず突然襲ってくる声に、悩み、おびえた麻紀は、ひそかに想いをよせる、家庭教師の医大生・伊野に相談を持ちかけた。だが、麻紀の部屋にやってきた伊野の目のまえで、信じられない出来事が…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まめ]

主人公は誰だこれ……？ ある団地で頻発する異常事態、忍び寄る邪悪の気配を察知してしまった少女、過酷な人体実験の産物に怯える教授と巻き込まれた学生、と続いていくバイオホラー？ 無念と願いが報われないままのラストは物悲しいものがある

2024/03/23