内容説明
あなたの?の答えがきっとある!欧米で超人気の教養書を完全翻訳。
目次
ゼロ―ゼロがないとどうなる?
記数法―数の表し方はひと通りではない?
分数―掛け算より足し算のほうが難しい?
平方数と平方根―〓(ルート)2は分数のかたちでは表せない?
π(円周率)―円周率はどこまで求められた?
e(自然対数の底)―最も驚きに満ちた公式を生み出す定数とは?
無限大―自然数と偶数の個数は同じ?
虚数―二乗してマイナスになる数とはどんな数?
素数―素数はいったいいくつある?
完全数―約数の和がもとの数に一致する数とは?〔ほか〕
著者等紹介
クリリー,トニー[クリリー,トニー][Crilly,Tony]
ミドルセックス大学数理科学科准教授。ミシガン大学、香港城市大学、オープン大学での教職を経て現在にいたる。主な研究分野は数学史で、フラクタル、カオス、演算にまつわる書籍の執筆や編集にも携わり、著書であるイギリスの数学者アーサー・ケイリーの伝記には、高い評価があたえられている
対馬妙[ツシマタエ]
日本獣医畜産大学卒業
野崎昭弘[ノザキアキヒロ]
東京大学大学院修士課程修了(数学専攻)・理学博士。東京大学、山梨大学、国際基督教大学、大妻女子大学を経て、サイバー大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魔魔男爵
1
桜井進や秋山仁やピーター・フランクルのような、見合いする時、何人目で判断するのがベストか?などというような、人生の下世話な判断に数学を利用するというタイプではなくて、パズル的に面白い数学史を語る本である。有名なネタは網羅されてます。編集部注に加え、野崎昭弘先生の判り易い監訳者注も挿入されていて、純粋に数学を楽しんで理解出来る良書。イギリス偏重主義がやや気になるが、一般人に向けた数学解説書としては、オールタイムベスト1級であろう。もちろん数学書のベスト1は『ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環』2017/02/20
有無
1
πや代数、微積分など、数学の重要な要素について、その発見過程や歴史などを書かれた本。 学校教育の数学は、計算を解くだけでなく、歴史やどんな分野に応用されているかなど、興味を持たせるようにしてほしいと思わせる。 一回で読むには骨太なので、何か思い出すたびに、読み直したい本。 2013/04/07
yavℹ︎
0
果たしてどこまで必要とされるのかは謎。2017/12/31
ハム太郎
0
"人生に必要な"と謳っているが, さほど実用的でもなく, 数学啓蒙書としては標準的なテーマ選び. 幅広い分野からの話題を扱っている. 数式は少ないので, 数学は苦手だけど興味あるという人向けなのかも.2017/03/06
Mark X Japan
0
数学は、奥が深いです。簡単そうで難しい身近な例も多く、考えながら読むと楽しいです。☆:4.02015/08/16