出版社内容情報
《内容》 「運動生理学」とは運動を行ったときの身体の諸種の適応としての変化を研究する学問である。 体育運動のからだにおよぼす作用とその強度の測定結果は、教育されるべき生徒の体力の測定の結果と比較され、適当な指導の基礎を与える。 《目次》 1 知覚-いかにして外界の変化を知るか1.知覚受容器/2.深部知覚-力覚/3.視覚/4.聴覚/5.平衡感覚/6.味覚・臭覚/7.触覚・痛覚・温度感覚・内臓感覚2 運動-いかにして運動がおきるか1.運動の成り立ち/2.随意運動の構成/3.随意運動の調整3 筋-エネルギーの変換1.筋の収縮/2.筋の化学/3.筋の構造/4.筋電図/5.熱の発生と調節4 消費・栄養・代謝一エネルギーの補給1.口腔の消化作用/2.胃の消化作用/3.腸の消化作用/4.栄養素の吸収と利用/5.食物の質/6.運動と食物/7.尿5 循環-血液の運搬1.血液循環の原理/2.心臓/3.心拍数/4.血圧/5.心電図/6.小血管と毛細血管/7.運動と毛細血管循環/8.運動と心臓6 血液一内部環境の維持1.血液/2.血液凝固/3.免疫体/4.化学成分/5.血液による酸素と二酸化炭素の授受/6.血液型7 呼吸一酸素の供給1.呼吸運動/2.呼吸と神経/3.運動と酸素/4.肺の喚起/5.最大酸素摂取量/6.最大酸素負債/7.高地とスポーツ8 脳と神経一神経による統括1.大脳/2.脳電図(脳波)/3.脳幹と小脳/4.中脳と除脳硬直(去脳固縮)/5.脳幹網様体/6.視床と視床下部/7.大脳辺縁系/8.脊髄と反射/9.姿勢反射/10.反応時間/11.全身反応時間/12.自律神経系/13.睡眠と催眠9 内分泌-ホルモンによる統括1.脳下垂体/2.甲状腺/3.上皮小体/4.副腎(腎上体)/5.膵臓/6.胸腺/7.性腺10 体力とその測定1.形態と機能/2.行動体力の測定/3.防衛体力/4.精神的要素11 疲労1.疲労の意義/2.疲労の現象/3.疲労の種類/4.過労/5.疲労対策/6.疲労判定法12 トレーニングと練習1.トレーニングと練習/2.トレーニング/3.トレーニングの種類とその原理/4.練習/5.民族・性・年齢から見たトレーニングと練習/6.スポーツと強化剤