出版社内容情報
《内容》 本書は小児の骨折の治療技法を簡潔な図版で解説したフランス最新の臨床マニュアルである.本書に記載されている治療技法はいずれも確実なものの中よりさらに著者が厳選したものであり,複雑な概念を図式化することによって,解剖学や骨・関節成長の法則や治療の原則についての深い知識を獲得できるよう工夫されている.また,骨・関節損傷の整復後の監視の重要性や,損傷部周囲の筋・腱組織や神経血管の重要性,緊急状況での迅速な対応方法についても強調されており,まさに経験豊富な臨床家にしか書ききれない内容を誇っている. 《目次》 小児の骨折:総論 骨形成初期から骨格の完成まで/小児骨折の分類とその自然経過/小児骨折における治療方法と原則上肢の骨折 鎖骨/肩関節と上腕/肘関節/前腕/手関節と手/上肢の骨折総括下肢の骨折 肘関節と大腿/肘関節/下腿/足関節と足部/下肢の骨折:総括多発骨折-多発外傷練習問題