内容説明
パンドラの匣の隣には、喜び、笑い、感謝など、世界を幸福にすることばのあふれる「玩具箱」があった…。フェイスブックで日々コラムを発信する博報堂クリエイティブプロデューサーのことばのあれこれ。新しいことばと出会い、ことばの背後にある物語を読み、あなたの玩具箱をことばでいっぱいにしましょう。
目次
１ ことばのある風景（まずは「よし！」と叫んでみる；名前は呪文 ほか）
２ ことばと生きる（ゆっくり前へ；励ますとは、自分が空っぽになること ほか）
３ 読み続けるということ（ぬくもりに包まれて、読み始める；人生は、ボロボロの本の数 ほか）
４ 書き続けるということ（万年筆がつくることばの王国；ドラムのように文を打て ほか）
著者等紹介
ひきたよしあき［ヒキタヨシアキ］
博報堂クリエイティブ・プロデューサー。１９６０年西宮市生まれ。早稲田大学法学部卒業。学生時代より第８次『早稲田文学』学生編集員。ＮＨＫ「クイズ面白ゼミナール」のクイズ制作で活躍。１９８４年（株）博報堂入社。クリエイティブディレクターとして数々のＣＭ作品を手がける。また、明治大学で「広告とことば」を講義（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちねんせい
27
友人が送ってくれた小包に入っていた本。作者にとっての「本」は雑記帳でもある、とあり、購入した本屋さん、読み始めた日、気になる言葉、知らない言葉を上の空欄に書いていくので単語帳みたいになるというくだりを読んで、なるほど私もやってみようかしらと思った。それから、引用されていた「ごまかす、ズルをする、という精神ではじめたものには上達しないものだ」には、そのとおりですとひどく納得、反省…。2016/04/26
Sana
8
課題をきっかけに、初めて新書というものを手に取りました。 これから自分が生きていく「人生」というものにちょっとした、でもとても大きなアドバイスを頂けるような本でした！ 柔らかなタッチで素敵な学びが沢山できました♡2020/04/24
鈴月
2
およそ一年を掛けて読み終えた。読み進めさせてくれたのは子供たちのお陰。この本で去年は家庭教師の仕事として、難関私立中学に２人合格させられたと思っている。独自色の強い私立高校にも。ことばの力が求められる比重が年々強まっていると肌で感じている。センター試験の切り替わりも宣言された。使うべきテキストは難解なものである必要はないと思っている。いかに自分と対話させられる素材であるか、それに尽きている。補助テキストがつくられて、豊かな会話が学校や家庭であふれることを祈ります。人としての幅がいきる豊かさと信じます。2016/11/21
Boobo
1
娘が10代のうちに読ませよう 40代の私でもはっとさせられることが沢山書かれていた2021/03/15
Kazuhiro Nagatani
1
情熱レベル4 社会的地位の高い人がキャリアの晩年になった際に、若者向けに書く本に関しては愛情を感じる一方で、どうしても生きてきた時代が違いすぎてあんまり共感できんなあと思う部分がある。それであんまり夢中になれなかった。それでも ・愛（一緒の方向をむく） ・3日坊主（完璧主義じゃつづかない） ・決断（頭で決めすぎない） ・賞賛（他人のいいとこほめる） のところは結構好きな話しだった。2020/06/21
