現代フィリピンの地殻変動―新自由主義の深化・政治制度の近代化・親密性の歪み

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現代フィリピンの地殻変動―新自由主義の深化・政治制度の近代化・親密性の歪み

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763420541
  • NDC分類 302.248
  • Cコード C3036

出版社内容情報

かつての「つながりで貧困を生き抜く社会」は、いかに変容したのか――

グローバルなサービス産業への特化による著しい経済成長と社会福祉の充実。
急激な社会変化のなかで、ドゥテルテによる強権政治はなぜ熱狂的支持を得たのか?

新自由主義に呑み込まれる現代フィリピンを、緻密なフィールド調査から多面的に描き出す。

内容説明

かつての「つながりで貧困を生き抜く社会」は、いかに変容したのか―。グローバルなサービス産業への特化による著しい経済成長と社会福祉の充実。急激な社会変化のなかで、ドゥテルテによる強権政治はなぜ熱狂的支持を得たのか?新自由主義に呑み込まれる現代フィリピンを、緻密なフィールド調査から多面的に描き出す。

目次

問題の所在(序論 新時代のフィリピン人―なぜ「規律」を求めるのか;批判的序論 2010年代のフィリピン政治をどう理解するか―社会民主主義への転換)
第1部 フォーマリティへの欲望(揺らぐ寡頭制―ディナガット州における革新政治の展開;包摂的成長と再定住の政治―2010年代におけるマニラの空間再編;「レッドテープ」からの脱却―法制度と執行体制の整備による非属人的制度の模索)
第2部 ままならないインティマシー(再編される親密性―生政治と死政治に引き裂かれる人々;「親しみやすさ」の複数性―コールセンターとKTVの労働世界;OFWの身体に対する「遅い暴力」―農村男性の出稼ぎ先における痛みをめぐって ほか)
結論にかえて(現代フィリピンにおける時間/テンポの加速と揺らぎ―継ぎはぎされる「変化への希求」)

著者等紹介

原民樹[ハラタミキ]
早稲田大学アジア太平洋研究センター助教。1985年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は政治学・フィリピン地域研究

西尾善太[ニシオゼンタ]
立命館大学大学院先端総合学術研究科特別研究員(PD)。1989年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。専門は都市人類学

白石奈津子[シライシナツコ]
大阪大学大学院人文学研究科講師。1988年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程単位取得退学。博士(地域研究)。専門は文化人類学・農村社会学

日下渉[クサカワタル]
東京外国語大学総合国際学研究院教授。1977年生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府博士課程単位取得退学、京都大学人文科学研究所助教、名古屋大学大学院国際開発研究科准教授を経て現職。博士(比較社会文化)。専門はフィリピン地域研究

飯田悠哉[イイダユウヤ]
愛媛大学農学部食料生産経営学コース研究員。1986年生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程指導認定退学。専門は農業・食料社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とある本棚

10
現代フィリピンに関する論文集。冒頭で2名の研究者が①「新自由主義」の完徹による分断の進む国家、②福祉分野において公助の役割が拡大しつつある「社会主義国家」という対極的な現代フィリピンの有り様を提示する。その上で人類学・経済学・地理学・政治学という学際的な視点から多様な研究者が現代フィリピンの新自由主義への応答と国家の社会への介入について論じる。全体として纏まりがなく、フィリピンに詳しくない人には取っ付きにくい内容と思われるが、ドゥテルテ前政権の政策に関心のある人には参考になる部分もあろう。2024/01/07

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