目次
第1章 うつろな恋の理由
第2章 恋人の本当の姿
第3章 恋という一文字の苦しさ
第4章 恋は言葉にできない
第5章 抱かれてもなお
第6章 恋愛という名の芸術
第7章 愛は善悪の向こう岸に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
40
『ニーチェの言葉』に感銘してこちらも手に取る。幾つもの恋愛小説が描こうとしてきたことが、短い詩の中に詰まっているよう。愛とは違う恋の苦しさを歌っていて、読んでいるこちらにその苦しさへの憧憬を抱かせるような言葉。恋に悩む思春期ではなく、大人になってから恋に悩む女性の心に響くかもしれない。『これが道徳だというものはない。あるのは、何を道徳とするかという解釈だけである』『仏教では愛を執着と呼ぶ。けれども悟りを得るために生まれたのではない』『これが幸福だと思ったら、失望が微笑を浮かべて近づいてくる』2014/01/21
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- 和書
- 四季つづり 秋田文庫