目次
春秋史研究の現状と課題
第1部 伝世文献から見る春秋時代の統治権(春秋時代の君主―君主の殺害・出奔・捕虜の検討から;春秋時代における統治権の変容―「器」の意味を中心として;春秋時代の諸侯即位―『左伝』に見える「立」「即位」「葬」と新君誕生の認識との関係から;春秋時代の太子―晋の太子申生の事例を中心として;春秋時代における諸侯の身体―統治権との関わりから;春秋時代の周王―その統治権と諸侯との関係に注目して)
第2部 出土文献『〓年』の春秋時代の統治権研究への寄与と展望(『〓年』より見た春秋時代の新君即位;『〓年』より見た周の東遷―王位継承の視点から;『〓年』が記す東遷期の年代;『〓年』の資料的性格―歴史資料としての特徴の一端を探る)
春秋期における統治権の特色と展開
著者等紹介
水野卓[ミズノタク]
1974年愛知県に生まれる。1997年慶應義塾大学文学部史学科東洋史学専攻卒業。2007年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻後期博士課程修了。2007年博士(史学)取得。2015年愛媛大学法文学部講師。2018年愛媛大学法文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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