目次
第1部 学校再編政策の理論的検討(学校再編政策と「地域再生」という視座―本研究の課題と方法および対象;アメリカにおける学校再編政策の理論的基盤―学校管理スキームの変容と生成;学校再編手法としての「スモールスクール」の理論的展望―K.ストライクによる新たな提起を素材として)
第2部 地域との関係を軸とした学校再編政策の展開と課題―オークランド統合学区の事例から(地域格差是正に向けた学校再編政策の形成―基盤としての地域の組織化;学校群の総合調整という新たな教育行政課題―単位学校経営からポートフォリオ・マネジメントへ)
第3部 グローバル化時代における学校再編政策と住民自治―シカゴ学区の事例から(学校再編への都市再開発政策の影響と課題―国際都市競争の下での教育政策の新潮流;対抗軸的実践としての「地域教育計画」の萌芽―教育行政における住民自治原理の再検討)
研究の総括
著者等紹介
榎景子[エノキケイコ]
長崎大学教育学部准教授。専門は、教育行政学、教育制度論。1984年熊本県生まれ。2007年九州大学工学部建築学科卒業。2010年神戸大学発達科学部卒業。2017年神戸大学大学院人間発達環境学研究科博士課程修了、博士(教育学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)、九州大学大学院人間環境学研究院助教を経て、2019年より現職。論文「米国における学校再編への都市再開発政策の影響と課題―シカゴを事例とした教育政策の空間的分析の試み」『日本教育行政学会年報』第41号(2015)で日本教育行政学会研究奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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