内容説明
企業活動のグローバル化の進展に伴い、企業競争が一段と激しくなってきた。その結果、従来までの企業行動の変革を余儀なくされ、経営戦略、組織や制度を見直し、改革せざるをえない情況におかれている。このような情況変化は従業員の意識や行動にも大きく影響し、従業員自身も職場や企業との関係を変えていかざるをえない。企業社会の変容を軸に、本書では社会、企業、従業員が当面している主要な課題を取り上げている。社会、企業(経営体と労働組合)と従業員の三者の態様および三者の関係を社会学的視点より分析する。
目次
第1章 企業変容と勤労者生活
第2章 企業と経営組織
第3章 職場集団と人間関係
第4章 日本的経営と組織風土
第5章 日本的雇用慣行の転換
第6章 労使関係の地平
第7章 職業労働の新波動
第8章 企業と社会