内容説明
路地は可能性の宝庫。「路地はやっかいもの」という既成概念を乗り越える道が見えてきた。各地の取り組みと、防災等の問題の検討から、ヒューマンスケールな空間の再生を目指す。
目次
今なぜ路地なのか
第1部 路地の復権(つなぎとめる場としての路地;しつらえの路地の魅力―空間にあふれるもてなし文化のエキス;コミュニティの原風景―大阪で発見した濃密な路地の近所付き合い ほか)
第2部 路地のまちづくり(路地の街の進化論;神楽坂―都心のどまん中の路地の文化と担い手の復権;谷中―路地と住まいの文化を活かす ほか)
第3部 路地を活かすために(路地を活かしたまちづくりに向けて―制度活用の最新動向;路地の本質的防災論―路地を活かして減災を;路地からの防災まちづくり―現状を打破するための提案 ほか)
著者等紹介
西村幸夫[ニシムラユキオ]
1952年福岡県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。明治大学助手、東京大学助教授を経て、東京大学大学院工学系研究科教授。この間、マサチューセッツ工科大学およびコロンビア大学の客員研究員などを歴任。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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