内容説明
本書は、歴史的環境のもつ諸価値を認め、自然環境の保全、住民の安全の確保、便利さと生活水準の向上などの諸要件との調和をはかりながら、本当の意味での住みやすい都市をつくっていくことが求められている。そのような新しいまちづくりのための基礎的な考え方と、世界や日本における取り組みを紹介する。
目次
第1部 都市の歴史をどう受けつぐか(まちづくりに役立つ歴史的資産の目録づくりを進めよう;都市景観条例にみる歴史的資産の継承とまちづくり;歴史的市街地の保存と整備―中国と日本の比較;イギリスの都市計画と歴史的資産 ほか)
第2部 歴史を活かしたまちづくりの制度と手法(伝統的建造物群保存地区の目的と進め方;各地で進められている歴史的景観整備の事業;農村集落の景観づくり ほか)
第3部 シンポジウム都市の歴史の継承とまちづくり