ヨーロッパ環境都市のヒューマンウェア―持続可能な社会を創造する知恵

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761512286
  • NDC分類 519.238
  • Cコード C0052

内容説明

将来世代の環境権を憲法で保障しているスウェーデンやドイツ。「持続可能な発展」を国是とした社会基盤のもとで、幼時からの環境教育や、市民/生活者、自治体が一体となった環境活動に、日本のCO2がなぜ増え続けるのかが読みとれるタイムリーな書。

目次

序章 ヒューマンウェアとは何か
第1章 スウェーデン(環境先進国としてのインフラ;ヴェクショー市の環境自治体経営;スウェーデン全土に広がるLOHASの極みとしてのエコビレッジ;民主主義のメカニズムをベースにした環境教育;ハッピーリタイアメント)
第2章 デンマーク(環境との共存の哲理をインフラに;市民生活に密着したローカルアジェンダを実践するヘアニング市;再生可能エネルギーで一〇〇%自給を目指すサムソー島;世界に冠たる環境教育)
第3章 ドイツ(ドイツモデルがユニバーサル・スタンダード;環境首都フライブルク市;ビオトープで街に風を通すカールスルーエ市;環境未来都市ベルリン市;環境シンクタンクの最高峰、ヴッパタール気候・環境・エネルギー問題研究所;サッカーW杯2006、グリーン・ゴールの総決算;森や緑を愛する国民性を育む環境教育)
終章 日本のサステナビリティに今必要なヒューマンウェア

著者等紹介

大橋照枝[オオハシテルエ]
1963年、京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業。(株)大広マーケティングディレクター、國學院大學栃木短期大學助教授を経て、麗澤大学国際経済学部教授。2001年、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mura_海竜

8
環境先進国スウェーデン、デンマーク、ドイツ。温室効果ガス排出量は着実に削減が進む。理由は、一つは政策。二つめは法制度。最後にヒューマンウェア(市民の知恵)。法律に「未来の世代」や「将来の世代」に環境を保証することを盛り込んでいる。市民の知恵は教育の充実。環境についての民主的コンフリクトを自ら考え解決できる教育を展開。日本のクールビズやウォームビズが余りにも効果が薄いことも。やってる感はあるんだけど。2006年ワールドカップの話題も。ドルトムントサッカースタジアム。雨水利用でピッチを散水。仕組みを知りたい。2012/12/28

ササーキー

1
とても参考にはなる。ただ、ちょっと考えに偏りがあるし、文章力がいまいち。2023/08/05

アズサ

1
日本にはヒューマンウェアが不十分だ!!!!環境に対して危機感も...薄い。確かにクールビズウォームビズでは甘いだろうな。未来に対する危険信号をより意識すべきだ。小さい頃からの環境教育も大事。EU諸国がどのように実際行っているか直接見てみたい反面、日本には足りないことだらけで焦る。私には何ができるだろう。2012/07/01

メルセ・ひすい

1
9-42 赤18 北欧州の温暖化に対する意識が高いのは、生存がかかっているから。★EUの高緯度地域は温暖化で北極の氷が解けて北極海の温度が下がり、その海流が流れ出し、メキシコ湾流を押し下げると、一気に寒冷化する。∴食料の生産もできなくなる。切迫感が極限に! スウェーデン、デンマーク、ドイツでは「持続可能な発展」が国是となり、幼時からの環境教育や、市民と自治体が一体となった活動によって、環境と経済の両立を図っている。豊富なインタビューと事例で、その取り組みを紹介。2008/01/13

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