内容説明
本書は、伝記資料を使って、人格が形成されてゆく過程や条件を探求する生育史心理学の入門書です。
目次
第１章 生育史心理学とは
第２章 個別分析法
第３章 比較伝記的方法
第４章 テーマ分析（１）―モラトリアム
第５章 テーマ分析（２）―ナルシシズム
第６章 生育史心理学の暫定的原則―人格形成の三次元
第７章 伝記研究から自分史制作へ
第８章 伝記研究のすすめ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もんごる
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著者は、様々なジャンルの偉人達の伝記を読み解き、それぞれの生育過程を時代背景や家族関係などの角度から人物研究をしている。本書は「序説」と書かれているように、生育史心理学の指南書である。本学問の有用性を説明し、読み進めると、実際の心理分析手法で比較検討していく過程を知ることが出来る。また、健全性や性格は生育過程で判断できると述べられており条件が記載されている。そして、自分に当てはまる事で自己を知り、参考にすることが出来る良書。2018/01/23
