出版社内容情報
モダニズムをくぐり抜けてきた川端と古典主義を信条とする三島、同じ昭和時代後半を活躍の舞台とした両者の作品を綿密に読み直し、相互照射の期待を込めて論じる。
【目次概要】
序
１ 「かなしみ」と「虚無」
２ 「文芸時代」
３ 「文学界」
４ 「英霊の遺文」と「英霊の声」
５ 雪
６ 「春の雪」
７ 『豊饒の海』
８ 虚無の庭
９ 「美の形」
10 『雪国』
11 『舞姫』―家長の問題
12 『山の音』―尾形家の再生
13 『千羽鶴』
14 「波千鳥」
15 『みづうみ』と『眠れる美女』
16 『仮面の告白』から『禁色』へ
17 「たんぽぽ」
18 「美しい日本の私」
19 「喜びの琴」から『太陽と鉄』へ
20 二つの「激論」（東大全共闘と対して／「自衛隊」と対して）
21 「わが友ヒットラー」
初出一覧
対照略年譜
内容説明
モダニズムをくぐり抜けてきた川端と古典主義を信条とする三島、「昭和」を背景に相互照射の期待を込めて論じる。
目次
「かなしみ」と「虚無」
「文芸時代」
「文学界」
「英霊の遺文」と「英霊の声」
雪
「春の雪」
『豊饒の海』
虚無の庭
「美のかたち」
『雪国』〔ほか〕
著者等紹介
瀧田夏樹［タキタナツキ］
１９３１年台北市に生まれる。１９５６年東京大学文学部国語国文学科卒業。１９６４年東京大学大学院修士課程（独語独文学専攻）卒業。熊本大学法文学部講師を経て現在、東洋大学文学部教授
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