出版社内容情報
生物に学ぶ考え方は,ナイロンに見られるように古くからあった.近年,ナノテクノロジーの飛躍的な展開により,表面のぬれ特性や形態・自己修復能等,より広範な視点から生物の機能に学ぶバイオミメティクス研究が盛んになってきた.生物学と工学を情報科学で繋ぐという視点から,最先端研究や産業化の動向を解説する.
Part? 基礎概念と研究現場(フロントランナーに聞く/バイオミメティック化学の変遷/他)
Part? 研究最前線(バイオミメティクス画像検索/生物体表面のトライボロジー特性と摩擦力測定/自己組織化による構造色材料創成/バイオミメティック・バイオフィルムとしてのナノスーツ/自己修復型撥液材料/眼に学ぶ光センシング/メカノバイオミメティクスによる細胞操作工学/カタツムリに学ぶセルフクリーニング建材/モルフォチョウに学ぶ構造発色繊維と構造発色フィルム/他)
Part? 役に立つ情報・データ(革新論文/他)
日本化学会[ニホンカガクカイ]
編集
目次
1 基礎概念と研究現場(Interview:フロントランナーに聞く(座談会)
Basic concept‐1 バイオミメティック化学の変遷―世界と日本
Basic concept‐2 バイオミメティクスの新展開 ほか)
2 研究最前線(バイオミメティクス画像検索:情報科学が繋ぐ博物学とナノテクノロジー;生物体表面のトライボロジー特性と摩擦力測定;高分子合成化学・表面化学修飾を中心とした表面改質技術の開発とそのトライボロジー特性 ほか)
3 役に立つ情報・データ(この分野を発展させた革新論文39;覚えておきたい関連最重要用語;知っておくと便利!関連情報)