出版社内容情報
憲法原案の起草者8名に行った、直接インタビューを収録。日米両国の当事者たちの、生の声が記されています。日本国憲法は、どのような人たちが、どんな場面で、何を考え、どんなふうにかかわって作成されたのだろうか。
著者は、1984年から85年にかけて米国で在外研究のおりに、実際に連合国総司令部(GHQ)で日本国憲法の原案を起草した8人を含む関係者たちにインタビューをしてきました。
またその前後に、日本において憲法の成立にかかわった人、身近で見聞した人たちにもインタビューを試みました。日米領国の当事者たちの、生の声が記されています。
本書は、ファクト(事実)とエビデンス(証拠)を明示しておくことが必要だと考え、専門書として堪えることができるように出典を明記しました。
同時に、一般読者の理解の助けになるよう、写真を入れ、原史料を掲載し、登場する人物の略歴を極力多く記載しております。
1940年、富山市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同大学院政治学研究科修士課程(憲法専修)、同博士課程修了。第一次・第二次安倍内閣安保法制懇メンバー。政治学博士、法学博士。駒澤大学法学部教授をへて、現在、駒澤大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。趣味は落語。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。主な著書に『現代世界の憲法動向』、『日本国憲法の成立過程の研究』(以上、成文堂)、『日本国憲法を考える』、『憲法改正の論点』(以上、河出書房新社)、『国防軍とは何か』(森本敏・石破茂氏との共著、幻冬舎ルネッサンス新書)、『いちばんよくわかる!憲法第9条』、『世界の憲法を知ろう』(以上、海竜社)ほか多数。
西 修[ニシ オサム]
著・文・その他
内容説明
GHQメンバー8人を含む、「歴史の証人」45人へのインタビュー記録。第34回「正論大賞」受賞。
目次
第1編 日本国憲法はこうして生まれた―日本人が果たした、それぞれの役割(憲法改正への幕開け―内大臣府での作業;憲法問題調査委員会(松本委員会)の設置と政府案の作成
総司令部との関係で―終戦連絡中央事務局での体験
ひらがな・口語体の政府案作成
枢密院での審査
第9条の発案者をめぐって
帝国議会での審議)
第2編 マッカーサー草案はこうして生まれた(マッカーサー草案の作成経緯;マッカーサー草案を起草した人たち;連合国総司令部(GHQ)に所属していた人たちなど)
第3編 文民条項はこうして生まれた
著者等紹介
西修[ニシオサム]
1940年、富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院政治学研究所修士課程(憲法専修)、同博士課程修了。政治学博士、法学博士。駒澤大学法学部教授をへて、現在、駒澤大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。第一次・第二次安倍内閣安保法制懇メンバー。第34回「正論大賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Ohe Hiroyuki