内容説明
天文二三(一五五四)年。甲相駿三国同盟を契機に、越後・長尾景虎(後の上杉謙信)と甲斐・武田晴信の大戦が始まろうとしていた。多くの民の犠牲を危惧していた景虎の軒猿・猿田彦は、尾張から流れてきた“首売り”の丹左と出会い、意気投合する。数カ月後、武田の軍師・山本勘助が景虎への謀反の計略を練るため、北条高広が主君を務める北条城に向かう道中。丹左と弟・次郎丸は、仲間となった軒猿に勘助を襲わせ、救出してみせて、勘助の信頼を勝ち取ることに成功した。こうして、武田の動向を見張る間者として、次郎丸は北条城へ侵入することになったのだが―。書き下ろし戦国時代小説、怒濤のシリーズ第三弾!
著者等紹介
中谷航太郎[ナカタニコウタロウ]
広島県出身、早稲田大学卒。小説家。写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Bibliobibuli
4
何となく本屋で目にとまり購入。どうやらシリーズものですね。川中島の戦いの裏話が、本書通りであれば、面白いなあと思いました。他のお話も早く読みたくなりました。 2017/10/11
nikoiti
1
やっぱ面白いわw2014/02/24
ハル
0
★2014/09/18
はかり
0
丹佐と次郎丸が徐々に成長していく。丹佐の失われた感情もだんだんと芽生えていく。川中島の戦いも丹佐とその仲間が手を加え流れが変わる。憐は病が癒えるのか。2014/09/22
ギマ
0
なんだか落ち着かないんだが、三部作じゃないのか。序章終章、史料報告臭いのがあるけど、そんなのいらない。そこは物語に織り込んでください。その手法で売れた人がいるからって短絡的に真似されるのは興醒めだ。2014/06/21