内容説明
旧知の刑事・鹿取から呼び出された神奈川県警の公安刑事・蛍橋政嗣は、鹿取の待つマンション近くで不審な人物をはねてしまうが、男は搬送先の病院から忽然と姿を消す。一方、鹿取は落ち合うことになっていたマンションの住人・佐藤友子殺しの被疑者として身柄を拘束されていた。驚くべきことに友子の名は、北朝鮮によるものと思われる不審失踪者リストに載っていたが、鹿取は一体彼女の何を探っていたのか?そして姿を消した男と事件の関係とは?やがて事件の裏に、対北朝鮮利権に絡む売国的政治活動が浮かび上がってくるのだが…。公安刑事の執念の捜査を描く書き下ろし長篇。
著者等紹介
浜田文人[ハマダフミヒト]
1949年生まれ。高知県出身。関西大学法学部卒。フリーの記者を経て、96年、筆名浜田文太の原作劇画『浪花梁山泊』が大ヒット
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