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追跡―警視庁鉄道警察隊

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758411370
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東京都内を運行する列車内で、スリと切り裂き事件が相次いで発生した。『多国籍スリ集団』と呼ばれる犯人たちは、お年寄りや女性を狙い、乗客を集団で取り囲み、連携して犯行に及ぶ。一方、『切り裂き魔』と呼ばれる犯人は、女性のバッグを狙い、ゲリラ的に切りつける犯行を繰り返していた。警視庁鉄道警察隊新宿分駐所の小笠原たちは、犯人グループを追い、警乗に追われていた。日々拡大する被害のなか、小笠原たちの執念の捜査で辿りついた犯人像…それは、男性ではなく女性だったのだ―。著者渾身の書き下ろし新警察小説。

著者等紹介

高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年、岡山県玉野市生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。同大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。1979年、日本原子力学会賞技術賞受賞。1994年、「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、1999年、『イントゥルーダー』で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k-katayama

6
人生とは、さまざまなものを抱えて、あてどない追跡の連続なのか。そんな思いが浮かんでくる読後感。物語としての完結だけでなく、登場人物に象徴される「現実の人間像」が、読者の思いをより深めてくれる感じがした。2015/09/18

アンベラー

5
高嶋作品何冊か読んだ 鉄道警察隊の話だけどその存在さえ知らなかった 恥ずかしいです 確かに列車内での事故いろいろな犯罪あるそれを取り調べる部署なんですね 警察でも世界が違うような場所だと思う 話的には読みやすく犯人側の動機が明らかになって過去の出来事が犯罪に結びついているんだなと実感した2018/02/02

カープ坊や

2
『タナボタ』に続き 2冊目の高嶋作品 地味な警察小説ですが あっさりと読みやすい作品でした。 ただ 女性の犯人→女装した男 は 反則でしょう。 2013/05/12

鈴と空

2
連続切り裂き魔の正体は想像通り。気付いてるのに気に掛けないのが不思議なくらい。小松原も、悪い奴じゃないんだろうなとは思うけど、少々無神経に過ぎやしないだろうか。他の面々も重い過去を背負わされたわりに、それがさほど効果的でもないような……。2010/10/06

fukui42

1
高嶋さん初読。警察物好きの私ですが、鉄道警察隊は初めて。鉄道内部で起きた事件を、捜査していきます。沿線で、カバン類の切り裂き事件が連続発生。やっっと解決したと思ったものの、実はもっとエスカレートした事件が始まって・・・。いやー。面白かったです!ただ事件を解決する事だけではなく、犯人・被害者両方の面からのアプローチもあり。一気読みでした!2013/01/28

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