内容説明
近世演劇研究の根本資料:役者評判記は17世紀半ばから約200年間、毎年継続的に刊行された役者の芸評書。記録の残りにくい歌舞伎興行の実態、役者の演技やその動向などを知ることができる。浮世絵・文学・言語・風俗・出版等、江戸文化研究の重要資料:歌舞伎研究のみならず、役者絵、江戸戯作や上方文芸の考察にも有益な、言語・風俗・出版を含むあらゆる江戸文化研究の重要資料。最も信頼しうる正確かつ読みやすい本文と書誌情報:第一期、第二期の方針を引き継ぎ、現存する役者評判記を網羅的に調査、校訂・翻字。第三期な安永から享和期(1773~1804年)の役者評判記約110点と、補遺、索引を収録。
目次
役者〓(寛政三年正月)
役者名所図会(寛政四年正月)
役者当振舞(寛政五月正月)
役者当振舞(寛政五年正月)
役者観進角力(寛政五年三月)
役者富士谺(寛政五年三月)
江戸紫岩井の評(寛政五年十月)
役者松囃子(寛政六年正月)
役者人相鏡(寛政七年正月)