内容説明
認知科学、認知言語学のもたらす知見を導入して、梶井基次郎「桜の樹の下には」を例としながら従来的な物語論の更新と再構築を試みる。認知研究と物語論の交点に立つ9つのキーワードに加え、文学研究、言語研究双方の立場からの論考2篇とブックガイドを付す。
目次
認知物語論の可能性―文学研究から見た
認知物語論の可能性―言語研究から見た
メタファー
図と地
ダイクシス
話法
視点
語り
タイトル
主題
ジャンル
“ブックガイド”認知物語論のいま
著者等紹介
西田谷洋[ニシタヤヒロシ]
愛知教育大学教育学部准教授
浜田秀[ハマダシュウ]
天理大学文学部准教授
日高佳紀[ヒダカヨシキ]
奈良教育大学教育学部准教授
日比嘉高[ヒビヨシタカ]
名古屋大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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