内容説明
「好色物」「説話物」「悪徳物」「武家物」「町人物」のそれぞれ全作品、さらに俳諧、すべてを対象にし、その作品の中でも特に代表的な、興味深い、作品の特色を内包している、重要な章編を選んで取り上げ、西鶴文学の全体像に迫る一冊。
目次
1 好色物(好色一代男;諸艶大鑑(好色二代男)
好色五人女 巻三 中段に見る暦屋物語
好色一代女
男色大鑑(本朝若風俗)
西鶴置土産)
2 説話物(西鶴諸国はなし;懐硯)
3 悪徳物(本朝二十不孝;新可笑記;本朝桜陰比事)
4 武家物(武道伝来記;武家義理物語)
5 町人物(日本永代蔵;世間胸算用;西鶴織留)
6 晩年の諸作(西鶴俗つれづれ;万の文反古;西鶴名残の友)
7 俳諧
8 西鶴分類略年譜
著者等紹介
浮橋康彦[ウキハシヤスヒコ]
1929年福岡市に生まれる。広島文理科大学卒・東京都立大学大学院博士課程修了。文教女子大学・新潟大学・広島大学・鳴門教育大学・比治山大学・広島大学名誉教授。韓国のソウル・チョンジュの大学、ドイツ・ハンブルグ大学、スイス・チューリッヒ大学、ハンガリー・ブダベスト大学、ポーランド・ワルシャワ大学に、講演・講義等に、井原西鶴没後三百年記念で招かれる
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